【4技能を鍛える定番】音読のススメ!
受験生にとってはセンター試験まで1ヶ月を切り、精神的体力的にもキツい時期だと思います。そのため、役に立てるかわかりませんが少しずつ受験の記事も書いて行こうと思います。今回は英語、とりわけ音読について書いていきます。
私は、もともと国立志望で勉強し結果センター利用でこの大学に入りました。それを大きく支えてくれたのは言うまでもなく英語です。私は小学校の頃から英語が好きで、中学・高校と成績に困ることはありませんでした。受験においても、そこまで英語が足を引っ張るようなこともありませんでした。一時期志望校であったUT(OO生)と国立(こくりつは×)にある文系数学覇者大学の過去問もよく解いてましたね。
じゃあ、何をしてきたのかと言うと2つです。文法と音読です。その中でも音読は一番やり込みました。理由は、4技能のうちライティングを除く3技能を鍛えられるからです。この音読に至った背景は通ってたこの塾にあります。
私はこの塾で、第二言語習得理論という英語学問のアプローチから指導を受けてきました。第二言語習得についてはまたの機会に書きますが、要は同時通訳者や翻訳者が習う勉強法を受験生に応用したものです。そのため、シャドーイングやリプロダクション、サイトトランスレーションといったことをたくさんしてきました。
ただ、受験生が残り1ヶ月で全部やれというのは不可能な話です。習得に時間もかかります。そこで、皆さんにシャドーイングという音読をお勧めします。以下やり方です。
*シャドーイング:音声聞いた後、すぐにフレーズを復唱するやり方です。
①時間を測って問題を解く
②解説を読んで答え合わせをする。一言一句理解できるまで意味の確認をする。
③構文をすべての文で確認して、知らなかったものにチェックを入れる
④最初の2、3回はリスニングで発音イントネーションをおさえる
⑤5回ほど音声聞きながら音読。もちろん内容をイメージしながら。浮かばなかったら、和訳見て確認する。
⑥10回ほどは文章を見ずにシャドーイング。もちろん内容をイメージしながら。
このやり方を毎長文徹底的にやってください。
私には、1個下の弟がいて彼自身英語でかなり苦しんでいました。彼は河合模試ではなく、進研模試(簡単なやつ)で英語筆記200点中70点を叩き出したのです。時期も時期でセンター1ヶ月切った12月半ばです。英語は160点にする必要があり、泣いていた弟見て兄の私は、かわいそうに思いました。そこで、私は彼に対し上のやり方で音読を1日3時間以上やらせました。一つ一つ流れ作業にならないよう、イメージで理解するよう教え込み、継続させました。
センター当日どうなったでしょう。なんと、センター試験で8割近くの点数を達成し、センター利用で志望校の合格を手にしてしまったのです。約3週間で大幅点数アップしただけに2人して流石に笑ってしまいました。音読による直読直解の凄さを見に感じた出来事です。
音読は、世の中で散々取り上げられてきましたが効率的かつ効果的にやっている人は少ないと思います。受験生は効率的かつ効果的な音読を意識して取り組んでみてください。
では。