武蔵×ロンドン大(PDP)のブログ

武蔵大学PDP生によるPDP+英語+筋トレBLOG。質問は随時受け付けております。

リスニングができない理由①

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 昨日からインターンシップが始まり、初めて出社しました。社内は外国人が多いことから全員英語で会話しています。日本人もみんな帰国子女であるため、高速のビジネス英語が会議で飛び交うのです。私自身、授業全て英語だから話している内容の90%理解できましたが、残りの10%は速すぎて聞き取れませんでした。(リスニングザコですね)そこで今回は、第二言語習得という学問の観点から、なぜリスニングができないのかについてみていこうと思います。

 

 

 (前の記事でも述べましたが、私は以前第二言語習得に基づいた指導をしている予備校に通っていました。高校時代は元Jリーガーコーチ・監督のもとサッカーをやっていたため、根性論が根強くそれが勉強にも反映していました。これこそが、私自身成績が伸びない理由だったのです。入塾してからは勉強に対する姿勢を変えるよう言われました。科学的根拠に基づいた正しい学習法で効率よく学ぶことが一番の近道だ、と。そんな塾で教わったことを提供していきます。)

 

 リスニングは主に3つのステップからなります。

 

①音そのものを聞き取る音声知覚。(←今回はココだけ)

②聞き取った音の意味を理解する意味処理の段階。

③単語や文単位の意味を短期的に記憶し、それらをつなぎ合わせて話全体の流れを理解する段階

 

どの段階でつまずいているかは人それぞれですが、日本人に多いのは①の音声知覚と言われています。ネイティブが話す英語には「省エネ」のための多様な「音声変化」・周波数の違いがあり、それがスムーズな理解を妨げています。音声知覚に脳のリソースを取られ、意味処理に回す余力がなくなっているから聞き取れないのです。

 

 じゃあどうしたらかというと、まず音声知覚をできる限り「自動化」することが大事になってきます。隣り合う語の音が連結する、一部の音が省略される、別の音として発音される.....といった一定の規則性を体系的に学ぶことで、変化した音にも即座に反応できるようになるのです。

 

 これに関しては、音声ルールが書いてある本を選ぶ、あるいはこの塾アプリも出しているのでこれでトレーニングするのもありですね。

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 また、変化した音を自ら発音できるよう練習するのも効果的だと思います。自分で正しく発音できるとリスニングの成長速度が高まるためです。ネイティブのように音声変化を取り入れて発音すればかっこいいですね。頑張ってみてください。次回は②、③の段階を説明してきます。

 

では。