武蔵×ロンドン大(PDP)のブログ

武蔵大学PDP生によるPDP+英語+筋トレBLOG。質問は随時受け付けております。

武蔵×LSEのPDPとは

 

今回はPDPの概要を述べていく。

 

 私の所属するPDP(パラレル・ディグリー・プログラム)は2015年に国内で初めて導入されたプログラムでロンドン大学(UoL)の経済経営学士号取得を目標としている。PDPは経済学部の入学生を対象とし、入学試験の結果や語学テスト(TEAPやTOEICなどのクラス分けテスト)の成績をもとに選考される。自分達の代はこれに加えてessayの提出を求められたが、最近では数学のテストも語学テストと合わせて実施されているそうだ。志願者が増えてきた以上、入るのが厳しくなってきたのは事実である。

 

*後日記:4月の選抜は、以下の4つの情報をもとに総合的に判断します。
■入学試験の成績
■履修希望届けの内容
■入学後すぐに行う英語*と数学の試験
■高校での履修状況

*IELTS™、TOEFL®、TOEIC® L&R のスコアを既に持っている場合は、申告にもとづき考慮します。 (武蔵大学ホームページより)

 

 その後学生はまず1年次の4~7月の間、授業や海外英語研修(自分達は約2ヶ月Sebu)で英語力、すなわちIELTSのスコアを満たせるよう勉強する。こうしてIELTSを受験してoverall5.5以上を取得できた学生は9月からロンドン大学のIFP(基礎教育課程)で4科目履修することができるのだ。私は基礎教育だからなんとか普通にやっていけたらpassするっしょ、という腐ったマインドで履修し、また部活、バイト、サークル、学生団体と色んなことをしていたため、時間の確保ができずテスト期間は恐ろしく焦って勉強した。是非とも計画して勉強することをお勧めする。

 

 IFPの期末試験を合格すると、2年次の9月からUoL BSc in Economics and Management(ロンドン大学経済経営学学士号)のプログラムに進級ができ、3年間で12科目履修していく。もちろんしっかり単位を取らなければ退学せざるえないのは当然で、これまでに半分以上の脱落者を見てきた。厳しい環境であることはお伝えしておきたい。これらの授業は武蔵大学の教員によって行われるが、本当に教え方のうまい先生は内容がスーッと入っていく。恵まれた環境で勉強ができ、かつこれだけintensiveに学習する大学は日本で他にあるのだろうか。

 

 よくダブル・ディグリーと間違われる。二つの学位を取得するという面では同じである。じゃあ何が違うのかと言われると、PDPの場合向こうの大学で勉強しない、要は留学を必須としないのだ。(留学の機会はあります)これは留学費用がかからないという点で大きなbenefitである 。留学に行けば、生活費、授業料、飛行機代と金銭面で大きな負担がかかるのに対し、PDPは日本で勉強できるため、安く抑えられる。

 

 最後に一つお伝えしておくと、PDPは英語力向上のためにやっているわけではない。英語だけのために留学する人の考えもよくわからないが。これは、経済学や経営学を英語で学ぶのであって、4技能伸ばすことを想定していない。従って、英語力に関しては個人で取り組んでいかないと伸びない。特にスピーキングなんかはその例であって、fluentlyに話すことなんか今でもできない。ただ、授業は英語だからdiscussionも英語でするし、英語を使う機会は必然的に増えるから、long termで見たら伸びている 。今のインターンの面接も英語でやったし、なんとか通ったから最低限の内容は伝わっていたのかな。とはいえPDPにいるから英語力上がって海外で活躍できるという甘い考えは捨てたほうがいいと思います。

 

私も英語の勉強を絶えずしなければ。

 

では。